等面四面体(等積四面体)


3組の対辺の長さがそれぞれ等しい四面体を等面四面体という。

  


(等面四面体の性質)


(1)4つの面は全て合同な鋭角三角形である。

(2)対辺の中点同士を結ぶ線分は互いに直交する。

(3)展開図は鋭角三角形の3辺の中点を結んだ形になる。

(4)直方体の1つおきの頂点を結んで得られる。

(5)(四面体の)重心、外心、内心が一致する。

(6)傍接球の半径は全て等しい。

(7)内接球と各面との接点は、その面の外心であり、
  傍接球と各面との接点は、その面の垂心である。

(8)頂点から対面へ引いた垂線の足は、対面の三角形のde Longchamps点となる。



(等面四面体に関する公式)

(1)体積をV,3組の対辺の長さをそれぞれa,b,cとすると、

72V2=(−a2+b2+c2)(a2−b2+c2)(a2+b2−c2)

(2)外接球の半径をRとすると、

R2=(a2+b2+c2)/8